まとめ
- 好酸球は、異常に増加し活性化すると、組織を傷つけるタンパク質を放出します
- EGPAでは、活性化した好酸球の影響で血管に炎症が起こり、血流が悪くなることで、全身のさまざまな臓器に症状が現れます
EGPAは血管に炎症が起こる病気
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症は、体の中の細い血管(小~中血管)に炎症が起こる病気で、肺や耳、鼻、神経、心臓、腎臓、消化器など、全身のさまざまな臓器に影響が広がることがある血管炎の一種です1,2)。
英語名の eosinophilic granulomatosis with polyangiitis の頭文字をとって、"EGPA"と呼ばれています。
この病気の原因はまだ十分に解明されていませんが、「好酸球」という細胞が深く関わっていることがわかっています1)。
好酸球とは?
好酸球は血液中に存在する細胞の一種です。通常はアレルギー反応などに関わる細胞ですが、異常に増加し活性化すると組織を傷つけるタンパク質を放出します。
好酸球の増加が引き起こす炎症
EGPA患者さんの体内では、好酸球が血液中や組織中で異常に増え、血管に炎症が起こります。その結果、血流が悪くなったり、全身のさまざまな臓器に症状が現れたりします。炎症が起こる血管は人それぞれ異なるため、症状の現れる臓器や症状の出方は人によって異なります1,2,3)。
〈参考文献〉
- 難病情報センター:ホームページ(https://www.nanbyou.or.jp/entry/3877)
- White J, et al. Eosinophilic granulomatosis with polyangiitis: A review. Autoimmun Rev. 2023;22(1):103219.
- Furuta S, et al. Allergol Int. 2019;68:430-436.